Engagement Wellbeing

通勤・通学時間が長くなると幸福度が下がる

みなさんの通勤・通学時間は1日どれくらいでしょうか?

通勤・通学時間はわたしたちにとってかかせない時間ではありますが、通勤・通学時間も適切な時間が存在します。

通勤・通学時間が長すぎるとわたしたちの幸福度を下げることになることが研究でも分かっています。

今回は、通勤・通学時間と幸福度の関係についてご紹介いたします。

 

通勤時間と幸福度の研究

通勤時間と幸福度の関係についておこなった研究があります。

スイスのアロイス・スタッツァー博士とブルーノ・フライ博士の研究によると「20分の通勤時間は問題ないが、30分過ぎると不満が募ってくる。通勤時間に1時間をかけているひとは、職場に歩いてくるひとと同程度の満足度を得るには、職場に歩いてくるひとの40%多くのお金を稼がなければならない」と分かっています。

つまり、近所に住んでいるひとほど幸福度が高いということですね。

 

ブリンストン大学のダニエル・カーネマン教授の研究では、「通勤時間は、平均的なひとの1日のうちで最も不快になる時間である。通勤時間が1日あたり20分長くなることによって幸福度に与えるダメージは失業に与えるダメージの5分の1である。」とも分かっています。

例えば、通勤の見返りに必要な給与が20%とした場合、通勤が20分長い年収600万円のビジネスマンと、通勤が長くない年収500万円のビジネスマンの幸福度は同程度ということですね。

 

GALLUP社の調査でも「通勤時間が長いひとほど幸福度が低い」、「通勤に90分以上かかるひとは不安感が強くなる、日常生活に対する満足度が減る傾向である」と分析しています。

 

オーストラリアのメルボルン大学の研究では、「職場までの距離が長い人ほど仕事を休んでしまうことが多い」ことも分かっています。




 

都道府県別の通勤・通学時間における平均時間

総務省が公表している「平成 28 年社会生活基本調査」によると、都道府県別の通勤・通学における平均時間は以下のとおりです。

順位都道府県平均時間
1神奈川県1.45
2埼玉県1.42
3千葉県1.36
4東京都1.34
5奈良県1.33
43青森県0.58
43秋田県0.58
43島根県0.58
43鹿児島県0.58
47大分県0.57

※平均時間は、1日当たりの通勤・通学時間(10歳以上の「通勤・通学」をしている人,平日の平均)

 

神奈川県が1時間45 分と最も長く、千葉県、埼玉県など関東地方で長くなっています。

大分県が57 分と最も短く、青森県、秋田県、島根県などとなっています。

全区平均は、1時間19分でした。

 

わたしは以前勤めていた会社まで片道2時間45分、往復5時間かけて通っていましたので、このランキングをみると圏外どころか論外だなと改めて思いました。

今考えても確かに通勤時間が長かったため、幸福度も低かったとうなづける部分があります。

毎日通勤が修行のようでした。

通勤・通学時間は短いことにこしたことはないですよね。

 

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