SDGsについては前回「SDGsの基本について理解を深める」について基本をご紹介してきました。
SDGsは17の目標と169のターゲットから構成されていることを覚えていますでしょうか。
17の目標は、社会問題、経済問題、環境問題の3つの問題にカテゴライズして設定されています。
この3つの問題と17の目標を関連付けて理解するとSDGsがさらに理解が進みますので、今回は「SDGsウェディングケーキで全体像を徹底解説」についてご紹介します。
ストックホルムレジリエスセンターのSDGsウェディングケーキモデル
ヨハン・ロックストロームとパヴァン・スクデフが提唱したストックホルムレジリエンスセンターのSDGsウェディングケーキモデルがあります。
SDGsの全体像を把握するうえで、非常に分かりやすいように秀逸に視覚的にマッピングされています。
SDGsウェディングケーキモデルは、環境、社会、経済の3階層から成り立っており、ケーキ職人が大きいケーキを下にして順番に少し小さいケーキを乗せていくように積み重ねていきます。
階層は下から環境→社会→経済で、環境の上には社会を置き、社会の上には経済を置きます。
環境が底辺であるということは、環境保護を最重要として捉え、位置づけているということです。
環境が破壊されれば、社会が不安定になる、社会が不安定になれば経済崩壊を招くことは理解できますよね。
人間社会と経済活動のサステナビリティは環境を土台に成り立っているということです。
5つのPがSDGsの取り組みと関係性がある
SDGsの17の目標は、目標1から17まで順番に覚えていこうとしてもなかなか理解がしにくく、全体のつながりも分かりづらいものです。
そこで、17の目標を整理されたものとして5Pという考え方があります。
5Pとは、「people」、「prosperity」、「planet」、「peace」、「partnership」です。
●people(人間)…貧しさを解決し健康に
●prosperity(豊かさ)…経済的に豊かで安心して暮らせる世界に
●planet(地球)…自然と共存して地球環境を守る
●peace(平和)…争いのない平和を知ることから実現
●partnership(パートナーシップ)…みんなが協力し合う
5つのPを知れば、SDGsの目指すところを理解しやすくなりますよね。