Engagement Job Crafting

山本五十六から学ぶ部下育成法

リーダーが部下のエンゲージメントを高める具体的な関わり方として山本五十六の部下育成法が参考になります。

今回は、「山本五十六から学ぶ部下育成法」についてご紹介します。

 

山本五十六とは

まず、山本五十六(やまもといそろく)についてご紹介します。

山本五十六とは、簡潔にまとめると以下のような人物でした。

・大日本帝国海軍軍人。第26、27代連合艦隊司令長官。

・身長は1m60cm、体重65kg、小肥の立派な体格。

・無口で人に対して機嫌をとったりせず、馴れ馴れしくするということはなかった。

・内外問わず老若男女を差別せず接する人々を温かく受け入れる人柄。

・三和義和によると「とっつきにくい人だったが、はかり知れぬ深さのある人で2、3ヶ月もすればたいていの人は尊敬しなついた」。

・任務に忠実、自らに厳しく他人には寛大。

・太平洋戦争当時の日本海軍の中では最高の指揮官だった。



山本五十六の教育における名言

山本五十六には数々の名言がありますが、教育においてとても参考になる名言があります。

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」

この名言はリーダーが部下を育成するうえで非常に参考になる考え方です。



やってみせ

部下に行動を起こさせるには、まずは自分が良いモデルになる必要があります。

リーダーの良いモデルを見せることで部下は観察し、どのような状況でどんな行動を起こせばよいか見通しがつきます。

例えば、新しいことや不慣れなことをおこなうときは不安もつきものです。

その時に「まずはやってみるよ。こうやってこうやるんだよ。」とお手本を見せるということです。



言って聞かせて

部下に責任を持って仕事をやり遂げてもらうためには、仕事の意義や重要性を伝えることが大切です。

「その仕事はなぜ重要なのか」、「なぜ〇〇さんにやってほしいのか」、「その仕事がその後どのようにつながっているのか」など具体的に伝えることを怠ると、部下には伝わらないことになります。

例えば、コピーをしてもらう仕事を部下に頼んだ場合をご説明しましょう。

「コピーを100部とっておいてね!」と頼むのと「いつも綺麗にコピーをとってくれるからお客さんから見やすいと大好評だよ。今回もお願いね!」と伝えることで部下の仕事の意義や重要性も変わってくるでしょう。



させてみせ

部下に成功体験を積ませるためにやらせてみます。

しかし、丸投げでやらせてみることをしてはいけません。

リーダーは、部下のスキルよりも少し上のレベルのもの、つまり頑張ればできるようなものを仕掛けとして設定してやらせてみることが大切です。

あまりにもレベルが高すぎると自身喪失につながりますし、レベルが低すぎると退屈さやマンネリ化が起きてしまいます。

チャレンジレベルのあるものをスモールステップ、ベイビーステップの原則で設定してやらせていきます。



ほめてやる・承認する

望ましい行動に対して、ポジティブなフィードバックとしてほめることを忘れてはなりません。

ポジティブなフィードバックを受けることで、ひとはますます行動喚起へとつながるからです。

五十六は、ほめることだけでなく、承認の重要性も続きの名言で説明しています。

ほめるということだけでなく、相手を認める大切さを伝えることをしなければ長期的にひとは育たないということです。

ほめるは瞬間マネジメント、認めるは持続的マネジメントといったところでしょうか。

ほめることは、お互いに信頼関係が構築されていないと効果が発揮されず、逆効果にもなりかねないことは留意しておくべきポイントです。

 

いかがでしょうか。

今回は、山本五十六から学ぶ部下育成における教育法についてご紹介させていただきました。

ご参考にしてみてください。

 

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