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相手にお願いするときは「DESC法」をうまく活用しよう

「ひとに何かをお願いしたりするときうまくいかなかった」、「自分の気持ちを上手に表現することができなかった」と思ったり、後悔したことはありませんか?

今回は、相手にお願いするときや承認を得たいときによく活用される文章構成方法のひとつである「DESC法」をご紹介します。

 

DESC法とは

 

DESC法とはビジネスシーンでよく活用される文章構成方法で、相手にお願いするとき、承認を得たいときなどの場面でよく活用されています。

前回ご紹介しましたPREP法、SDS法も文章構成方法の一つでよく一緒だと思いがちですが、目的に応じて使い分けていきます。

主張や結論重視であればPREP法、プロセスやストーリー重視であればSDS法、相手に依頼するときや承認を得るときはDESC法と区別しておくと良いでしょう。

ひとに教えるときや伝えるときには「PREP法」を活用しよう

プロセス・ストーリー重視で伝えるときは「SDS法」を活用しよう






 

DESC法は4つの要素から成り立っている

DESC法は、以下の要素から成り立っています。

・Discribe…主観を交えずに客観的事実を描写する

・Express…自分の感情、表現を説明する

・Specify…相手に妥協案、解決策などの提案をする

・Choose…提案に対する肯定的、否定的をイメージし、その結果に対する選択肢を示す

 

 

最初に客観的事実を描き、次に自分の気持ちを主観的に表現します。

そして相手に提案し、断られた場合はさらに再提案するという流れで構成されています。

この流れに沿って話すことで、相手に依頼するときや承認を得るときに有効です




 

DESC法を使用した具体例:会議が時間内に終わりそうにないとき

1つ目は、会議が予定の時間内に終わりそうになく、延長しそうな場合です。

しかし、本日中に片付けない仕事がたまっており予定時間内に切り上げたいときにDESCを活用するかみていきましょう。

1.Discribe

会議が予定より15分オーバーしました。

2.Express

皆さんも次の予定があるのではないでしょうか?

わたしもこの後、今日中に仕上げないといけない仕事があります。

3.Specify

今日は、ここまでとして次の日程を決めませんか?

4.Choose

(YESの場合)ありがとうございます。時価は明日の13時からでいかがでしょうか?

(NOの場合)このまま話し合いを続けるようでしたらわたしはお先に失礼いたします。

DESC法を使用した具体例:急ぎの仕事をメンバーにお願いしたいとき

1.Discribe

取引先から急遽対応しなくてはいけない仕事が発生した。

2.Express

急ぎの仕事であるため、自分ひとりでは対応することが難しい。

また、インフルエンザで休んでいるメンバーも多くて人手に困っている。

3.Specify

本日中にある程度対応しておきたいので、手伝ってもらえないだろうか?

4.Choose

(YESの場合)ありがとう、ほんとに助かる。今度、鶴の恩返しをするから!

(NOの場合)そっかぁ、忙しいときにお願いして申し訳なかった。明日、1時間程度でも良いから手伝ってくれないかな?



PREP法・SDS法・DESC法の比較

 PREP法SDS法DESC法
構成Point:結論
Reason:理由
Example:事例
Point:結論
Summary:概要
Details:詳細
Summary:まとめ
Discribe:客観的事実
Express:主観的事実
Specify:提案
Choose:再提案
重視するもの結論ストーリーストーリー
活用する場面端的に伝えるとき明瞭に伝えるとき困っているとき
会議、プレゼン、報告など講演、研修、発表、自己紹介など依頼、承認、提案

PREP法・SDS法・DESC法の比較を表にまとめておきました。

文章構成方法を何通りか持っていると場面に応じたコミュニケーションを展開することができます。

それぞれの場面に応じてうまく使い分けて相手に分かりやすく伝えていきましょう。

 

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