ポジティブ感情を高める根拠として役立つ拡張形成理論についてご存じでしょうか?
拡張形成理論とは、ノースカロライナ大学のバーバラ・フレドリクソン教授が提唱している理論です。
今回は、「拡張形成理論からひも解く:ポジティブ感情を高めることでポジティブな連鎖をつくる」についてご紹介していきます。
拡張形成理論とは
拡張形成理論(Boerden-and-build theory)とは、ノースカロライナ大学のバーバラ・フレドリクソン教授が提唱している理論です(Fredrickson,2001)。
フレドリクソン教授は、ポジティブな経験をすることによってわたしたちにとって様々なリソースを形成し、自己成長につなげることができると説明しています。
自分の考え方や物の見方が広がる→意欲的に関わろうと思い活動のレパートリーも広がる→→身体的(健康)、創造的・知的(スキル)、心理的(思考の幅)、社会的(より良い関係性)が形成される→自己成長する。
つまり、ポジティブ感情を高めることによってポジティブな連鎖をつくる、好循環サイクルをつくり、自己成長へと発展するということです。
良い影響が次々に波及するというカスケード効果というわけです。
良い気分のときには好奇心が強まり、人付き合いが良くなり、創造性が高まり、健康的になる。
そうなると、免疫力が高まり、心臓血管系が良くなる。
さらに問題解決機能が高まり、難しい仕事でも取り組むことも期待できる。
言われてみれば納得性が高いですよね。
いかがでしたでしょうか?
今回は拡張形成理論からのポジティブ感情を高める大切さをみてきました。
ポジティブ感情を高めてポジティブな好循環サイクルを生み出すことができるようになれば、自己成長のゾーンにも入りやすくなりますよね。