わたしたちはなぜ働くのか?
この「なぜ」という質問に答えることができるひとはどれくらいいるのでしょうか。
今回は、「わたちたちはなぜ働くのか- Why do we work?-」についてご紹介します。
ゴールデンサークル理論
まず、アメリカのビジネスコンサルタントであるサイモン・シネック氏による「ゴールデンサークル」をご紹介しましょう。
ゴールデンサークルとは、「Why」「How」「What」から成り立つ3つのサークルで表現されます。
円の中心から「Why」「How」「What」と外に広がっていきます。
「Why」はなぜそれをするのか、「How」はどうやってそれをするのか、「What」は何をするのかで表現されます。
サイモン・シネック氏は、優れた企業や人物は、「What」や「How」ではなく、「Why」から考え行動に移すと提唱しています。
円の内側から外側に向かって考え行動に移すということです。
そしてまわりのひとは、この「Why」に惹かれて、物を購入したり、賛同したりするのです。
つまり、「What」「How」「Why」ではじめるのではなく、「Why」「How」「What」ではじめることが大切であるということです。
なぜ働くのかを答えられないひとはWhyではなくWhatで働いている
なぜ働くのかを答えられるひとは、「Why」「How」「What」で考え行動しています。
「Why」からはじめることで、仕事の意義や意味を明確にし、仕事自体に魂が入り主体的にかかわることだできます。
スティーブジョブズやマーティン・ルーサー・キングジュニア、ライト兄弟も常に「Why」「How」「What」で考えていました。
なぜ働くのかを答えられないひとは、「What」「How」「Why」で考え働いています。
「What」からはじめることで、仕事そのものよりも目の前のことにとらわれ仕事の意義や意味よりも仕事をすること自体が目的となってしまい、
仕事に魂が入らず主体的に取り組むことは難しいでしょう。
Whyからはじめるメッセージを大切にする
「Why = Purpose」、 存在する意義です。
なぜ働くのかを答えれるひとは、存在する意義を明確に持っているということです。
自分が誰なのか、何のためにいるのかが明確になり、そこに信頼が生まれます。
ただ仕事をするのでなく、その仕事の意義や意味を明確にすることによってモチベーションやロイヤリティをもたらすことができます。
なぜわたしたちは毎日働くのでしょうか?
毎朝ベッドから飛び出し仕事に向かうのでしょうか?
毎日働くのは何のためでしょうか?
これらの「Why」を明確にすることであなたの仕事における存在意義がより明確になり、「なぜ働くのか?」という軸がより強固なものとなるでしょう。