「キャントリルの梯子」という自分のしあわせを測定するアセスメントをご存じですか?
今回は自分のしあわせを測定する「キャントリルの梯子」についてご紹介していきます。
キャントリルの梯子(Cantril Self-Anchoring Striving Scale)とは
わたしたちの幸福度を測定する方法には様々なアセスメントがあり、前回ご紹介しましたエド・ディーナー博士の「人生満足度調査」もその一つです。
今回ご紹介する「キャントリルの梯子」(Cantril Self-Anchoring Striving Scale)は、1965年にハドレー・キャントリル (Hadley Cantril)によって著書 「The Pattern of Human Concerns」で多くの人に知られるようになりました。
現在、この尺度は国連が毎年3月20日に発表する「世界幸福度調査(ウェルビーイング調査)」の設問に用いられています。
キャントリル尺度(Cantril Self-Anchoring Striving Scale)で幸福度を測定する
キャントリルの梯子(Cantril Self-Anchoring Striving Scale)は「自分にとって最良の人生から最悪の人生の間を10段階に分けたとき、いま自分はどこに立っていると感じるか」のみについて答えます。
「ハシゴを想像してみてください。ハシゴの各段には数字が振ってあります。ハシゴを上るにつれて数字は大きくなっていきます。最下段は0で、最上段は10です。最上段はあなたにとって最高の人生で、最下段は最低の人生です。今現在、あなたはハシゴの何段目に立っていると思いますか?」
この設問のみによって自分のしあわせ度を測定することが可能です。
とてもシンプルで簡単に測定できますよね。
いかがでしたでしょうか?
今回は、世界幸福度調査で用いられている「キャントリルの梯子(Cantril Self-Anchoring Striving Scale)」をご紹介しました。
自分の幸せ度を知ることは、自己理解につながります。
ぜひ参考にしてみてください。