「うさぎとカメ」というイソップ童話をご存じでしょうか?
「うさぎとカメ」が日本に入ってきたのは、西欧との貿易が盛んになった室町時代後期以降といわれ、イソップ寓話を翻訳した伊曽保物語などによって近世以降に知られ始めました。
明治時代には初等科の国語の教科書に「油断大敵」というタイトルで掲載されました。
イソップ寓話の一つで、わたしたちの自己成長における考え方の教訓となります。
今回は、「ビジネス寓話から学ぶ:コツコツ型のカメは最後に勝利を手にする」についてご紹介します。
イソップ寓話:うさぎとカメ
むかしむかしあるところに、うさぎとカメがいました。
あるとき、うさぎに歩ることが遅いことをバカにされたカメは、山のふもとまでかけっこの勝負を挑みました。
かけっこを始めると予想通り、うさぎはどんどん先へ進み、あっという間にカメとの距離を広げました。
カメがあまりに遅いので、余裕のよっちゃんのうさぎはひとやすみしようと休憩をしだし、うとうとと眠り始めました。
うさぎが眠っている間にカメは、コツコツと着実に進みだし、ついにはうさぎを追い越して先に山のふもとのゴールまでたどり着きました。
しばらくして目を覚ましたうさぎは、カメの姿が見えないので、ゴールを目指して走り出しましたが、そこには山のふもとのゴールで大喜びをするカメの姿がありました。
カメは、うさぎが居眠りしている間にも歩くことをやめずに着実に進んでいたのでした。
このお話から学べること
この物語から学べることは、 自信過剰で思い上がって油断をすると物事を見逃してしまうこと(成果を得ることができなくなること)です。
能力が低くても脇道にそれず、がむしゃらに目標に向かってコツコツと着実に進むことで、最終的に大きな成果を得ることができることを教えてくれます。
どんなに大きな事業でも、まず手近なところから着実に努力を重ねていけば成功する「千里の道も一歩から」ですね。