「アリとセミ」というイソップ童話をご存じでしょうか?
日本では「アリとキリギリス」として知られていますが、イソップ童話の舞台となったギリシャ地方ではセミは生息していたものの、着たヨーロッパでは生息していませんでした。
そのため、北ヨーロッパに伝わる過程でセミからキリギリスに置き換わったといわれています。
今回は、「ビジネス寓話シリーズ:備えあれば憂いなし「アリとセミ」」についてご紹介します。
アリとセミ
ある冬の日のこと。
アリたちは夏場に貯めてあった穀物が湿ったので、穴蔵から引っ張り出して乾かしていました。
そこへお腹を空かしたセミがやって来て、「アリさん、何か食べ物を恵んでくれ」と頼みました。
アリたちは、「あなたは夏の間、いったい何をしていたのですか?」と尋ねました。
するとセミは、「怠けていたのではないんだ、忙しく歌っていたんだ。」と答えました。
アリたちは、笑いながら「夏の間は歌を歌っていたのなら冬は踊ったらどうです。」と言いました。
このお話から学べること
このお話から学べることは、「余裕のあるときに備えよ。」ということです。
人生行き当たりばったりのノープランではなく、普段から準備をしておけば、いざというとき何も心配がないという「備えあれば憂いなし」ということを教えてくれます。
日頃から段取り力を高めて余裕の持った行動をしていきましょう。