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ビジネス寓話シリーズ:すっぱいぶどうで負け惜しみから自己防衛する

「すっぱいぶどう」というイソップ童話をご存じでしょうか?

「すっぱいぶどう」はイソップ童話の一つで、わたしたちの自己成長における考え方の教訓となります。

今回は、「ビジネス寓話から学ぶ:すっぱいぶどうで負け惜しみから自己防衛する」についてご紹介します。



イソップ寓話:すっぱいぶどう


むかしむかしあるところに何日も食べていないキツネがいました。

キツネが道を歩き続けていると、ぶどう畑が見えてきました。

ぶどう畑にはぶどうが豊かに実っており、腹ぺこだったキツネは背伸びしたり、飛び上がったりして取ろうとしましたが、ぶどうの実は高いところにあるため、キツネには届きませんでした。

ぶどうを取ることに疲れ果ててしまったキツネは、怒りと悔しさのあまり、「どうせこのぶどうは、絶対すっぱくてまずいに違いない。誰が食べてやるものか。」と捨て台詞を吐いて去りました。



このお話から学べること

この物語は、キツネが自分でが取れなかったぶどうをを酸っぱくて美味しくないものに決まっていると自己正当化した物語です。

自分の能力の低さを正当化したり擁護するために、価値がないものだと決めつけ主張する「負け惜しみ」をすることを表現しています。

すっぱいぶどうは、自己の能力の低さを正当化や擁護するために価値の無いものだと主張する負け惜しみです。

わたしたちの日常生活や職場生活でも同様の経験をしたことはないでしょうか。



認知的不協和理論

アメリカの心理学者レオン・フェスティンガー氏は、自分の考えと行動が矛盾したときに感じる不安を解消するため、考えを変更することにより行動を正当化する現象を認知的不協和理論と定義づけました。

認知的不協和理論は、心理学者のフロイト氏の提唱している防衛機制でいう合理化にあたります。

人はこれを解消するために、矛盾する認知の定義を変更したり、過小評価したりすることによって自身の行動を変更すると考えられています。

手に入れたいけど努力しても手が届かないものである場合、価値がないものとみてあきらめて心の平安を得るとうことです。

 

 

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